満点計画と連動した防災学習プロゴラム

 地震計が置いてある小学校があるって、ご存じですか。それも、阿武山観測所 が中心となって進めている「満点計画」で、最新鋭の地震計として活用されている満点地震計が設置されている小学校があるのです。
 それは、京都府京丹波町の下山小学校(2009年設置)と、取県日野町の根雨小学校(2010年設置)です。両校とも、子どもたちの手によって地震計が設置されました。
 何のためにこのような活動をしているのでしょうか。「減災社会プロジェクト」の趣旨に照らせば、防災・減災は、専門家だけが行うことではありません。
また、非専門家には、専門家の指示をただ単に受け入れるだけでなく、より積極的な関与が求められます。つまり、今後は、非専門家が、防災を、自分たちも専門家と 共に担うことができる、あるいは共に担うべき活動(「共にする」こと)だと実感できるような形で防災・減災のための取り組みを進めることが重要となります。
 そこで、私たちは、一つの試みとして、専門家(大学=阿武山観測所)が行う最先端の研究活動(具体的には、「満点計画」)と、小学生を対象とした初歩的 な防災教育という両極をあえて連携させる取り組み-「満点計画学習プログラム」-を開始したのです。
 上の2つの小学校では、地震計の設置後現在に至るまで、地震観測とそれに連動した防災教育が継続されています。両観測点では、子供たちが地震計のメンテ ナンスやデータの取り出しにも関わり、測定されたデータは他の観測点のデータと合わせて実際に研究に活用されています。その結果、すでに、遠地地震を用い たレシーバ・ファンクション解析を通してモホロビッチの不連続面の深度について詳細なマッピングが実現するなど、 具体的な研究成果もあがっています。
 なお、「満点計画学習プログラム」の詳細については、コチラをご覧ください。