【機械式地震計】 寸法:350×750×700mm 昭和31年(1956)佐々憲三(日本)開発
佐々式大震計から約20年後、佐々憲三は同じように、『やや大きな揺れ』を記録するために新しい地震計を開発した。 振子が上下についていて、それぞれ板ばねで固定された『たすきがけ振子』の仕掛けが大きな特徴。 こうすることで、ある方向の揺れ(例えば東西方向)を記録する上で、その他の方向(上下や南北)の揺れが影響しないように工夫された。 開発から約40年間、やや大きめの揺れの記録に貢献した。 『ウィーヘルト地震計』では振り切れてしまうが、『佐々式大震計』ではほとんど見えないような『やや大きな揺れ』を記録することに活躍した。
※平成9年(1997)12月末、観測終了。